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海外ファンがヴィジュアル系を好きになった理由を聞いてみました

このブログシリーズでは、なかなかアーティストに届かない、日本語ができないヴィジュアル系のファンの声を聞いて、それをここで伝えたいと思います。お互いが分かり合えるための情報を共有できる場所を作っていきたいです。


近年、日本の音楽、特にヴィジュアル系の人気が世界的に高まっているのは、音楽業界のデジタル化やアーティストが海外のストリーミング・プラットフォームを利用して、ファンが彼らの音楽をより身近に感じられるようになったことも影響しているでしょうが、ヴィジュアル系のファンを魅了しているのは一体何なのでしょうか?


― 『耳なじみ』の良さ 

海外ファンにとっての耳なじみとは。クラシック・ロックが好きな人が非常に多く、初めてヴィジュアル系を聴いた時、なにか懐かしい感じがして、その感覚に魅力された人がたくさんいるようです。理由は、ヴィジュアル系が60年代、70年代、80年代のクラシック・ロック音楽やファッションと似てるところが多々あります。例えば、KISS、Queen、デヴィッド・ボウイなどを聴いて育った人がヴィジュアル系を好きになることは難しいことではありません。なぜなら耳なじみの良さを感じ、全く異文化の外国の音楽にも関わらず、とても懐かしい気持ちを抱くからです。

子供の頃から60、70年代のクラシック・ロックバンドをたくさん聴いていたから、初期のヴィジュアル系を聴いたとき、すぐにグラマーロックバンドを思い出しました。ヴィジュアル系が他の音楽と異なるのは、古いジャンルの音楽を呼び起こすと同時に、新しいサウンドが混ざったユニークなものを生み出しているからだと思います。」(Laura、30代)

ヴィジュアル系音楽の中には、クラシック・ロックバンドで愛していたすべてのもの、それは印象的なギターソロ、演劇的な演出やルックス、強力なヴォーカルなど、すべてが入っている。その音楽に出会えたときの喜びを語るファンがたくさんいます。


― 飛びぬけた『斬新さ』

また、ヴィジュアル系は曲だけでなく、バンドのコンセプト全体が斬新であるというコメントが多かったです。海外ファンによると、現代の洋楽ロックバンドはファンを失うことを恐れ、新しい挑戦に躊躇しているようです。ヴィジュアル系バンドは日本のロックバンドの中でも独自の世界観を放っていて、新しいスタイルを生み出す個性を持ち備えています。

ファンの間でも、ヴィジュアル系バンドとデヴィッド・ボウイ、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズなどの挑戦的なバンドと比較します。やはり、音楽を楽しみの一つは、いつも驚きがあることです。それは曲の構造の変化であったり、全く新しいコンセプトであったり、新しいジャンルの音楽を取り入れたりです。ヴィジュアル系に出会って、そういう楽しみが増えたと感じているファンが多いようです。

日本のミュージシャンは一般的に、才能豊かで、ハードなギータ―リフに挑戦したり、高音でシャウトしたり、それは、新しい挑戦が怖い洋楽ロックバンドではなかなか出会うことができないんだ。」(Michael、20代)


― いい意味での『言葉の壁』

ヴィジュアル系が人気の理由として挙げられていたのは、言葉の壁でした。歌詞を理解できないことで、逆に心を開いて曲を聴くことができ、そこに自分の感情や解釈を投影して、自分の心象風景を描くことができる、というコメントしたファンがいました。歌詞の一語一句を理解できず、実際の意味を知らないからこそ、ファンが自分で望んでいる意味を曲に付け、それが自分だけの特別なものになっているようです。これは日本の音楽に限ったことではありませんが、多くのファンは、母国語で音楽を聴くと、歌詞の各ワードに集中しすぎてしまい、メロディーに夢中になることができません。


しかし、曲の意味をどうしても知りたいから、歌詞の翻訳を大事に思っているファンも多いようです。

歌詞といえば、ヴィジュアル系のアーティストでは詩的で比喩的な歌詞を書くバンドが多く、ファンがそれを面白くて美しいと感じるというコメントもありました。そのため、歌詞を読んで、想像力を膨らせて曲の意味を中心に世界を作ることができる可能性がある。

最後に「音楽は言葉を超える」というコメントも多かったです。言葉の壁があっても、ヴィジュアル系の曲の背景にある感情や誠実さが伝わってくるので、感動できるという意見がありました。日本語は、外国人ファンにとってヴィジュアル系の音楽の魅力の一部だと思われています。

しかし、海外のファンに向けてプロモーションをする際には言葉の壁があるのも事実です。次回は、日本語が話せない外国人ファンがヴィジュアル系をより楽しむために、何が足りないと感じているのかを明らかにしていきたいと思います。

以上


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